底なしの深くて暗い穴を覗く

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尼崎連続殺人事件とは、2012年10月に兵庫県尼崎市で発覚した連続殺人死体遺棄事件。
主犯・角田美代子を中心に、血縁関係にない複数の人物同士が疑似家族を築きながら共同生活を営み、1987年頃に発生した女性失踪事件を発端に、主に暴行や監禁などの虐待により死亡したとされる被害者は10人を超える。
主犯・角田美代子の自殺により真相の解明は不可能な状況。

この事件が衝撃的だったのは
角田美代子が直接手を下したケースは少なく
標的となった家族の実の親子や夫婦同士が
暴行や殺人を行っていたこと。

どこにでもいるごく普通の家庭が
ほんの些細なことをきっかけに
悪夢のように崩壊していく。

 
劣等感や妬みや恨み、羨む気持ち
ちょっと人よりいい目が見たいとか
損をしたくないとか
いい人と思われたいとか
誰もが持っているそんな感情を
大きく増幅させるのが角田美代子であり

決して人ごとではなく
誰でもやりかねないことなんだと

人間ってここまでやるんだと

このような事件が起きる社会に
私たちは生きている。

 

あああ
湿った空気が吹き上がってくる
底なしの深くて暗い穴を覗いている気分だー。

 

 

「家族喰い」小野一光

家族喰い
関係者を訪ね歩き、地元の店に通い詰めて
足で集めた情報が生々しく
読み応えがある。

 

「モンスター・尼崎連続殺人事件の真実」一橋文哉

モンスター
手口が酷似する北九州連続殺人事件(小さな子どもがかかわる分さらに胸糞悪い事件)との関連性
美代子の人生と事件に大きな影響を与えたとみられる人物
死の直前まで書き込んでいた美代子のノートなど
一連の報道だけではわからない事実に触れている。

 

 
モリのアサガオ
ちょっと前の漫画だけど、こっちも併読中〜
拘置所の死刑囚監房が舞台で若い刑務官が主人公

テーマは死刑。

 

真っ黒な深い穴があったら
ものすごく怖いんだけど
覗いてみないではいられない。

 

 

 

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